佐藤伸治

映画「フィッシュマンズ

 

172分。スクリーンの中を動きまわる佐藤伸治は奇跡そのものだった。

 

茂木さんや他の関係者の人たちがずっと残してくれていて、今なお広げようとしてくれているのが本当に素晴らしい。やっぱり、フィッシュマンズの音楽は奇跡でしかないね。何よりも異才を放ってて、いかれくるってると思う。

 

バンドが継続していくのは奇跡の連続だし、生死に踏み入るくらいの危うさを持ってて。そうやって作られた音楽は本当に強い生命力を持っていて。繊細な感情を詰め込んで詰め込んで生まれた音楽の寿命はどの生物より長くて。だからサイコーなんだよね。

 

映画の中でフィッシュマンズの音楽が研ぎ澄まされていく過程に、たくさん自分のバンドを重ねた。多分僕らは今、チャッピーのアルバムくらいの時期なのかな。

 

スクリーンに触れたくなるくらい愛してます、佐藤伸治さん。多分家のテレビで見てたら、テレビ抱きしめてたな。

f:id:taneyayoshiki:20210715184437j:image